著者名「遠藤彩見」の感想記事一覧
  • なるほどこれは“ごはん”小説 -『キッチン・ブルー』感想

    遠藤彩見『キッチン・ブルー』を読みました。前回読んだ『広告狂想曲24時間』などを購入したときに一緒に書店へ行った知人に頼んで1冊選んでもらったもの。なるほど、ファッション雑誌を読んでいるタイプのOLが手にとりそうな表紙なのでこれはたしかに私だったら素通りしていた。偏見がすごい。「ごはん小説」というワードに惹かれて軽い気持ちで読みはじめたけど、思っていた以上にほっこりできて良作でした。 ...
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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。