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みなさんには、
読書の他に好きなことってありますか?
私は次点ではゲームが好きなんですよ。

 

昔はよく、
兄がゲームしているのを横で見ていたっけ。
FF9は私たち兄妹の思い出のゲームです。

 

昔は「ド」がつくほどゲームが下手クソだったので
牧場物語ぐらいしか誇れる腕前なかったのですが
(秒単位のスケジュール管理で牧場運営するガチ)
大人になってからは少しずつ上達してきたようで!

 

今はドラクエヒーローズ2をやっています。
今回の主人公は男女どちらも好みです、ふふ。

 

ちなみに、
以前とある性格診断サイトで“ゲーマー種族”
なるものを診断してみたのですが予想どおり
物語重視の“かたりべ族”(´^ω^`)シッテタ

 

※ゲーマー種族診断については以下のURLを利用しています。

 

ゲーマー種族診断│性格診断セブン:
http://seikaku7.com/gamersyuzoku/

 

そんなわけで(?)、
今回は「オタク」のおはなし。
泉ハナ氏『ハセガワノブコの仁義なき戦い』読了です。

 

 

 

ハイスペックオタクのノブコが帰ってきた!


 

恋愛、結婚、出世…
人生の岐路に立ち向かえ!
オタクの道に戻り道はない!!

 

オタク仲間が命より大事なコレクションを奥さんに捨てられた!
オタクと結婚は相容れないのか!?
アメリカ人の同僚オーレと付き合い出したのをきっかけに、
今後のオタク人生に心悩ますノブコ。
しかし、イケメン俳優との仲をオーレに疑われ、一転ピンチに。
さらに、オタクを食い物にする危険な女が出現して……。
次々襲(おそ)い来る試練に、ノブコはどう立ち向かうのか?

 

※あらすじは祥伝社HPの「この本の内容」欄から引用しました。
http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396342005

 

 

 

以前、
栄養本特集の記事を書いたときに前作『ハセガワノブコの華麗なる日常』を
紹介したのですがそのときに続編は出ているのかな…と調べてみたら、
なんと偶然にも(!)本当に続編が出ていたのであわてて購入した本です。

 

※前作感想記事および特集記事は以下を参照ください。

 

前作感想記事:
http://13.114.91.99/2015/07/15/hasegawanobuko/
特集記事:
http://13.114.91.99/2016/05/11/feature-heizitu5/

 

 

 

文体は相変わらず軽くラノベ風?です。
前作よりもさらに軽やかになったなとも感じました。
ただノブコの怒涛の内心ツッコミがおもしろいので、
個人的には文体自体はあまり気にならなかったです。

 

 

 

キャラクターはみんな心根が優しくて素敵です。
7割強ぐらいオタクなんですけど素敵です。

 

私はやっぱり主人公のノブコが1番好きだなぁ。
男性キャラなら新キャラのハセ君も魅力的でした。
ん、いや、ノブコ風に言うなら至極「萌えました」。

 

あと、
前作既読であることが前提になるかもですが、
アケミちゃんとスギムラ君の恋路のくだりは
私喫茶店で読んでいてボロボロ泣きましたよ!←

 

 

 

構成としては、
大小さまざまな事件がバタバタ起こるのですが
(このへんは連ドラ向きかもしれない…期待!)
順序だって進んでいくので混乱もなかったです。

 

 

以下、
感想をまとめていきます。

 

 

 

世間は視野がせますぎる


 

今回のおはなしでは、
やっぱり恋愛や結婚が女の幸せよね!的思考の女性や、
学歴やキャリアなど人のステータスに踊らされる女性、
昨今の日本女性の痛いトコを突いてくるような部分も。

 

そういう人達は、
自分の見たい部分だけ見て、
自分勝手に妬み、嫉妬する。

 

彼女たちを見るノブコの目は強くもどこか悲しそうで、
敵対したり嫌いになりたくてそう見てるわけではなく、
「オタク」と呼ばれて世間から偏見を喰らう側の属性の
ノブコだからこそできる分析ではないかと思いました。

 

 

 

誤解・誤用される「オタク」


 

P108~ハタケヤマ夫妻の騒動は、

以前どこかで見た名作スレ?(※)を思いだしました。

 

※名作スレについては以下のURLを参考にしました。

 

「あの時の2ちゃんねる」より
鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい:
http://blog.livedoor.jp/anotokino2ch/archives/29604528.html

 

オタクを卒業させたいってどういうことなんでしょう。

 

世間は「オタク」って言葉(マイナスイメージ)に、
惑わされすぎているように思うんですよ。

 

誰にだって、
好きなこと・ものはあるじゃないですか。
だけども自分のそれは「趣味」って呼ぶ。
一方で誰かのそれは「オタク」って蔑む。
犯罪に関わるようなことなら言及もいいでしょうけど…。

 

P128でヒサコさんも言っていますが、

 

私はとくに趣味とかないし、
どうして彼があんなにのめりこめるのか全然わからないけど、
でも彼がそれでハッピーならいいって思うの。

 

共感しろとまでは誰も望んでいないはずです。
あなたはそれが好きなのね、と、認めるだけでいいはずです。
人の幸せを想えない人ほど悲しい生きかたってありませんよ。

 

 

 

「オタク」の本当の意味


 

 

前作の感想記事でも言いましたが、
私は「オタク」という言葉は褒め言葉だと思っていて。

 

それはP252でタツオも、

 

オタクであるということは、
何もアニメやマンガにその情熱を
向けることだけを指すのではないぞ。
何かに情熱を傾ける、
全身全霊でもってそれに打ち込む姿勢とスピリッツこそが、
オタクだと俺は思っている。

 

と言及しています。
私はこれに完全同意です。

 

アニメやマンガなど一部に限定さえしなければ、
何かに情熱を傾けられる才能という意味ならば、
人間ほとんどみんなが何かの“オタク”なのです。

 

 

 

「オタク」という言葉は便利すぎた


 

結局、
「オタク」という言葉は便利すぎました。

 

明確な定義があるわけではなく、
現在はより広い領域のファンを包括しており、
その実態は一様ではない。

 

※以下URLを参考にしました。

 

おたく-Wikipedia:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%9F%E3%81%8F

 

Wikipediaにもこうあるように、
定義はあくまで個人の価値観に依存されます。

 

意味や定義が明確でないことによって、
「オタク」という言葉はいつのまにやら
ただ自分には理解できないものを誹謗中傷するための、
便利で安易な言葉になってしまったように思うのです。

 

 

人生は楽しんだもの勝ちです。
好きなものを好きと大声で言って謳歌できる「オタク」は、
本当は世間から蔑まれる存在なんかではまったくなくて、
ある意味人間界きっての“勝ち組”なのかもしれません。

 

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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
読んだ小説の感想や考察を書いています。好きが高じて元小説家志望なので、一篇の物語のように心躍る記事が書ければ。ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれます。小説の他に哲学、美術、神話などの学術本も好きです。