【企画】
  • 言葉にできない小説3選

    筆舌に尽くしがたい、という言葉があるように、小説にはときに好きすぎてもはや「好き」としか言えない作品もある。というわけで、今回は2018年に読んだ小説の中から確実に好きなんだけど具体的にどこが好きなのか言葉にできなかった無念の良著たちを3冊、せめてこれだけは言いたいというGoodなポイントを添えて紹介します。小田和正氏の「言葉にできない」を脳内再生しながらよろしくおねがいします。はじめます...

    2018年12月11日

  • あなたの人生も変えるかもしれない本5選

    最近「シミルボン」というサイトに登録しまして、これ、プロフィールの中に「麦を構成する10冊」という欄があるんですよ。それで、これまでの読書人生をふりかえりながら今ぽつぽつ本を登録しているんですが、そういえばこういう話題ってまだ記事にしたことなかったなと。初歩の初歩っぽい話題なのに。というわけで書きました。自分のつまらない価値観をガラリと変えてくれたマジの良著なので本当は人に教えたく...

    2018年11月22日

  • なぜシロクマだったのか -『レプリカたちの夜』を考察する

    !ネタバレ注意! 本記事は一條次郎『レプリカたちの夜』について独自に解釈した考察記事です。作品の結末や核心に触れる部分を引用する場合がございますので、作品既読の方またはこれを承諾する方が読むことを推奨します。また、記載される内容はあくまで筆者個人の意見です。以上のことに同意していただける方のみ続きをお読みください。 一條次郎『レプリカたちの夜』を読んで思...
  • 読書感想文におすすめの小説5選【2018年版】

    毎年恒例、読書感想文特集がじわじわ読まれはじめる季節となりました。学生のみなさんこんにちは。年がら年中趣味で読書感想文を書いている者です。 とはいえ件の読書感想文特集を書いたのは2016年。さすがに情報の鮮度が落ちてきたのでは、という一方的な老婆心から新作【2018年版】を書きました。今回は上半期のハイライトも兼ねるため今年7月までに読んだ小説――しかも刊行年が最近の小説から...

    2018年8月8日

  • ほんとにあった こわいはなしを考える話

    今年も夏がやってきたので、人間から幽霊まで広範囲にまんべんなくこわいビビリの麦と人間も幽霊もフリーフォールも虫も雷もなんでも大丈夫というわけわかんない鉄人(わかば)がこの夏もっともこわいかもしれない最恐のホラー小説を考えることにしました。私が最近こわいなと思った体験は本記事のサムネイルをつくるときに一応それっぽくがんばってみたけど背景の文字がサイコパスかと思うほどに配置ガタガタで狂気を感じ...

    2018年8月1日

  • 恋愛小説が苦手な人のための2つのソリューション提供

    以前、桜川ヒロ『完璧主義男に迫られています』を読んだときに「結構おもしろいじゃん、恋愛小説」と堂々書いたわりに、あれからやっぱりまったく読まないので、人はどうしたら恋愛小説を読むだろうということをわかばと協議した結果、2つのソリューションが生まれたのでご報告します。サムネを見ていただくとわかるとおりふざけています。大丈夫問題ない。なぜならこれが平常運転だから。 ...

    2018年7月8日

  • 『水上博物館アケローンの夜』からはじめる!東京国立博物館

    !ネタバレ注意! 本記事には蒼月海里『水上博物館アケローンの夜』のネタバレおよびネタバレとなるワードを使用した箇所があります。作品を既読している、または、これを承諾する場合のみ読んでいただきますようよろしくおねがいします。 先日読んだ小説、蒼月海里『水上博物館アケローンの夜』の舞台となった東京国立博物館に行ってきました。となりの国立科学博物館なら...

    2018年5月24日

  • 第26回文学フリマ東京に行ってきました

    5月6日、第26回文学フリマ東京へ行ってきました。第20回、第22回、書いていないけど第25回につづいて4回目の文学フリマですが未だにあのランウェイ慣れません。視線恐怖症には苦痛。あそこを歩いているといつもポケモンの初代だか金銀だかを思いだします。サイクリングロードとかにこういうところなかったっけ。それはさておき、今回も文学フリマでの出会いや交流、買ってきたものなどを記していきます。 ...

    2018年5月21日

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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。