日常・人生
  • 肉(ニク)めない男の人生 -『肉小説集』感想【再読】

    早急に『肉小説集』を再読して感想記事を書こう。なにこのぐちゃぐちゃ体裁。もんじゃ焼きか。2015年に私に読まれた小説たちかわいそうすぎる。月1ぐらいの間隔で再読して記事を書きなおす救済企画をやるべき。 ――2017年12月14日投稿「クセがない鶏肉は退屈かい? -『鶏小説集』感想」より というわけで2015年投稿記事救済企画第1弾。坂木司『肉小説集』読了です。前...
  • クセがない鶏肉は退屈かい? -『鶏小説集』感想

    坂木司『鶏小説集』を読了。当ブログにおける最古の記事『肉小説集』の続編(第2弾)です。なつかしさのあまり軽率な気持ちで記事を読みかえしてみたら文章力が幼児レベルでのみぞおちのあたりに強力な黒歴史パンチを喰らってしまいました。早急に『肉小説集』を再読して感想記事を書こう。なにこのぐちゃぐちゃ体裁。もんじゃ焼きか。2015年に私に読まれた小説たちかわいそうすぎる。月1ぐらいの間隔で再読...
  • 食べて、呑んで、また明日。 -『BAR追分』感想

    伊吹有喜『BAR追分』を読了。 本を選んでいるときがたまたま「ミステリーはもういい…癒しを…癒しをくれ…」という気分だったのと、これなら初見の作家でも気楽に読めるだろうというちょうどいいページ数だったから、前情報一切なしで手をだした作品だけどすごくよかった!棚差しに続編と2冊ならんでいたからそっちも買っておけばよかったなぁ。続編もぜひ読みたい。次に書店へ行くとき絶対に買ってこよう。...
  • 笑いに犠牲はつきものだ、けど。 -『ハガキ職人タカギ!』感想

    風カオル『ハガキ職人タカギ!』を読了。タイトルからこってこてのギャグを想像していたのだけれど、思っていたより平穏で、悩んで、青春していました。私も中学時代はラジオ聴いていたなぁ。bayfm。当時ファンだった嵐の二宮君がラジオをやっていて、今でもラジオ聴くときはその名残でbayfm聴いてしまう。毎週ラジオを聴きながらノートに放送内容をメモしたりしていたっけ。なつかしい...
  • この1杯が魔法になる -『魔法使いのハーブティー』感想

    有間カオル『魔法使いのハーブティー』を読了。表紙と版元的にラノベっぽいなぁと一度購入するのをやめた作品なのですが、どっこい、良作でした。ちょいちょい不覚にも涙腺がゆるんでしまった。お冷にローズマリーを入れた水を瓶で出してくれる洒落たロシア料理のお店を知っているんですが久しぶりに行きたくなりました。さむくなってきたし今週末にでも行ってこようかな。ビーフストロガノフが美...
  • 黒猫は探偵の象徴 -『黒猫シャーロック ~緋色の肉球~』感想

    和泉弐式『黒猫シャーロック ~緋色の肉球~』を読了。前回の記事にも書いたとおり先日の旅行用にと『サヨナラ、おかえり。』と一緒に購入した1冊です。猫島に行く予定だったので猫の小説を、と手にとったものの、結局フェリーの都合で猫島には行けず活字の猫を堪能するだけになってしまったけれどシャーロックがイケメンでアイリーンが美しかったから許した。 黒猫...
  • 今際の別れは今生の別れ -『サヨナラ、おかえり。』感想

    牧野修『サヨナラ、おかえり。』を読了。先日小豆島へ旅行に行った際、道中で読むのにと行きに購入した小説のうちの1冊でまさにお盆の時期にぴったりなあたたかいゴーストストーリーでした。初読の作家だったので調べてみたら『月世界小説』の作者だそうで。あれちょっと気になってるんだよなぁ。まったく関係ない話だけど『月世界小説』の表紙を思いだそうとすると水森サトリ『でかい月だな』を...
  • 愛をもっとシンプルに -『通い猫アルフィーとジョージ』感想

    レイチェル・ウェルズ『通い猫アルフィーとジョージ』(西村和美/訳)を読了。前作・前々作と感想記事をハーパーコリンズ・ジャパンの営業部の方にtwitterで取りあげていただき、拙筆が知らないうちにNAVERまとめにも使われていたこともあるシリーズ。今作もグッとくる名言だらけでキャットなのにドッグイヤーがとまらなかったので犬派の人にもどちらでもない人にもおすすめです。猫...
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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。