【感想】
  • 『ぼくが死んだ日』(キャンデス・フレミング 著 / 三辺律子 訳)

    小学生の頃に一度だけ、 幽霊…かもしれない存在と出会ったことがあります。 長袖を着ていたから季節は春か秋。 学校から帰る途中で空はまだ明るかった。 一人で下を向いて歩いていたはずが、 視界の右端にいつのまにか女性の脚が見えている。 細身でベージュのパンツに赤いハイヒールだったのを今も鮮明に覚えている。 最初、空目だと...
  • 『トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 VS アンフェア女王』(森川智喜 著)

    ポピュラーなトランプゲーム、神経衰弱。 「神経衰弱」という名前、 子供の頃は神経が衰弱するほどだろうかと その由来を不思議に思ったものですけれど、 先日Twitterでとんでもない神経衰弱を見ました。 その名も「QR衰弱」。 あのQRコードでペアを見つけていく神経衰弱です。 これほど「神経衰弱」の名にふさわしい神経衰...
  • 凡人も名推理がしたい -『ワスレロモノ 名探偵三途川理 VS 思い出泥棒』を考察する-

    ※注意※ 本記事では 森川智喜『ワスレロモノ 名探偵三途川理VS思い出泥棒』を独自に考察/解釈しています。 作品の結末等ネタバレになることは書いてありませんが 具体的なページ表記があるなど既読を前提に書かれておりますので 作品既読の方またはこれを承諾する未読の方が読むことを推奨します。 また、本記事に記載される考察はあくまで筆...

    2017年4月27日

  • 『ワスレロモノ 名探偵三途川理 VS 思い出泥棒』(森川智喜 著)

    今年1月に兄の結婚式があったのですが、 式の演出で出席者にはそれぞれキャンドルが配布されました。 キャンドルの色は新郎・新婦が それぞれの人をイメージして選んだ色だそう。 私は濃いめのピンク色でした。 好きな色の話なんかしたことないのに、 わかるものなんだなぁとびっくりしました。 まぁ、私は兄の好きな色、さっぱりわかりませんけど...
  • 『からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶』

    このあいだ、 とっても美味しい納豆の食べかたを発見しました。 チキンラーメン+ごま+ごま油、これが美味しい! 用意するもの: ・納豆 ・ごはん ・チキンラーメン(1/2袋) ・ごま ・ごま油 ・長ネギ(お好みで) 分量は好みで適当に調節してください。 ①チキンラーメンを袋の中で砕く。 ②ボウルに...
  • 【再読】『からくり探偵・百栗柿三郎』(伽古屋圭市 著)

    私は前屈が苦手で、 高校生のとき体力測定で測った長座体前屈では たった3cmぽっちという記録を生んだのですが、 身体の硬さゆえに小学生のときすごい発見をしました。 聞いてくださいみなさん。 前屈をするときは、膝の裏の膨らみを揉むのです。 膝の裏に、 膨らんだところがあるでしょう? あそこをつまむようにフニフニを揉むのです。 ...
  • 『天久鷹央の推理カルテⅤ 神秘のセラピスト』

    去年の10月末、 知人の右眼が真っ赤になるというとんでもない現場に遭遇しました。 当時知人はしょっちゅうものもらいになっていたので おそらく原因はものもらいだったのだと思うのですが、 いやはや当の本人は痛みはないと言っていましたけれど 見ている側の精神的ダメージはそれは大きいものでした。 だって本来は白くあるべきところが真っ赤なんですもん。 ...

    2017年4月12日

  • 『大正箱娘 怪人カシオペイヤ』(紅玉いづき 著)

    最近、新しい友達ができました。 名前は「かふんしょうのくすり」っていうんです。素敵でしょう? 頭痛や腹痛が日常茶飯事なので薬は友達なのですが、 加えて今年は本格的に花粉症デビューしてしまったので、 くしゃみを止めるための薬が常備薬に仲間入りしました。 目薬やハンドクリーム、 のどがガサガサになりやすいからマスクも必需品。 カバン...
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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。