ミステリー
  • 『インサート・コイン(ズ)』(詠坂雄二 著)

    詠坂雄二氏『インサート・コイン(ズ)』を読了。 週末は大概ゲームをしている程度には ゲームが好きなのであらすじにあった 「往年の名作ゲームを題材に描く」の一文に惹かれ購入。 結論からいうと、 ゲームというより〈ゲーム史〉の規模で語られ コレジャナイ感に読んでいて何回か飽きました。 あれ、この感覚、私知っている...
  • 『ゴーストフォビア』(美輪和音 著)

    みなさんには恐怖症がおありでしょうか? 私は物心ついたときから、 どういうわけかとにかく“人工物”が怖い。 テーマパークにある、 建物の中をまわるアトラクションは苦手です。 人形はもちろん空間そのものがもうダメなんですよね。 視線恐怖症もオープンスペース恐怖症も要因かもしれない。 兄が脱出ゲーム好きで、 私も謎解きは好きな...
  • 『仮面病棟』(知念実希人 著)

    知念実希人氏『仮面病棟』を読了しました。 昨年は苦手なジャンルにも 積極的に挑戦するようになった年だったので、 今年はもっと読める領域を広げていこう!と、 既読の作家の他作品にも手を伸ばしてみました。 ピシッとした文体にゴリゴリの医療ミステリー。 こういうの海堂尊氏のバチスタシリーズ以来か? なつかしいな、あれ、読んだの...
  • 『ずっとお城で暮らしてる』(シャーリイ・ジャクスン 著 / 市田泉 訳)

    中学生のとき級友の家へ遊びに行ったら、 自宅内にエレベーターがあって驚いたことがあります。 大きくて立派な邸宅ではあったものの、 自分の家と同じく2階建てだったので 階段で登れるのにエレベーターで…!?とも思いましたが、 冷静に考えると介護用かなにかだったのかもしれませんね。 別の級友は3階建ての家に住んでいました。 許可をもら...
  • 『黒猫の約束あるいは遡行未来』(森晶麿 著)

    「指切りげんまん」の起源が 主に遊女のあいだで流行ったとされる 愛を誓う約束だというのは有名な話ですが。 それより「げんまん」ってなんだ…? 気になったのでちょっと検索かけてみたら、 「拳万」つまり“1万回殴られる”ということらしいです。 針1000本飲んだあげく1万回殴られるんですよ。 怖くないですか?迂闊に約束な...
  • 『The Book』(乙一 著 / 荒木飛呂彦 原作)

    乙一氏『The Book』読了しました。 荒木飛呂彦氏原作の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」 第4部の世界を舞台にした小説だそうですね。 原作未読なのですが、 アニメを何話か観たことがあったので 結構軽い気持ちで手にとってみました。 余談ですが4部は実写映画化もされるそうですね…お、おう。 ちなみに作者の乙一氏は 中学時代にそ...
  • 『幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ』(知念実希人 著)

    幸運なことに、 私はこれまでの人生で一度も 手術というものをしたことがありません。 中学生のときに一度、 膝の裏に水が溜まったとかでコブができたことがあり、 水を抜くのに注射を3本ほど刺されたことはあります。 うつぶせに寝て打ったので直接は見ていないし、 麻酔もしたので痛くはなかったはずなのですが、 「やだ!」「怖い!」と号泣...

    2016年11月15日

  • 『暗黒女子』(秋吉理香子 著)

    高校に進学するとき、 絶対に女子高だけは行かない、と心に決めていました。 私なんか確実にいじめられる!と思っていたからです。 結局共学の高校に進学しましたが、 本が友達の学校生活をエンジョイしたので 女子高でも変わらなかったような気がする。 泣いてません。 ちなみに親友は女子高へ進学しました。 もちろん平穏に過ごし...

    2016年10月15日

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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。