【感想】
  • 『花魁さんと書道ガール2』(瀬那和章 著)

    先日、 埼玉県川越市にある氷川神社へ行ってきました。 受験シーズンということもあり 地元の高校生と思われる参拝客が多い中、 「良縁 あい鯛」なる珍しいおみくじを発見。 このおみくじ、 かわいらしいピンク色の鯛の尻尾に 恋愛運のおみくじが収納されていて、 好きな鯛を小さなつりざおで“釣る”という仕様。 挑戦してみる...

    2017年2月15日

  • 『くじ』(シャーリィ・ジャクスン 著 / 深町眞理子 訳)

    昨年末のおはなしですが、 あるとき散歩をしていたら 偶然小さな神社を見つけたんですね。 素朴ながらも なんだか惹きつけられる神社で、 携えたカメラで素敵な写真も撮れたので きちんと参拝をしてその場を去ったのですが そのあと行った家電量販店の福引きでなんと 人生初の1等を当てました…これは御利益…! 後日しっかり御礼参りしてき...

    2017年2月11日

  • 『通い猫アルフィーのはつ恋』(レイチェル・ウェルズ 著 / 中西和美 訳)

    猫の語源は「寝る子=寝子」という説は有名ですが、猫の名前の定番“タマ”の語源はご存知でしょうか?じつは“タマ”の語源として、 ・招き猫のモデルになった猫の名前 ・丸をあらわす(あるいは「宝玉」の)「玉」から ・霊的な存在として「魂」「霊」の字をとった というような説があるとされているそうです。 ※参考 猫という名前の語...
  • 『通い猫アルフィーの奇跡』(レイチェル・ウェルズ 著 / 中西和美 訳)

    世は空前の猫ブーム。猫による経済効果「ネコノミクス」は2兆円を超えるといわれ、その飼育数は犬を超え形勢逆転!というニュースも記憶に新しいです。無難な世間話の1つに犬派?猫派?という議論がありますが、ウチでは犬も猫も飼っているのでどちらか一方を支持するのは難しい。 猫を飼ったきっかけは、兄が猫派だったことと、近所に野良猫の保護団体の方が住んでいたことから...
  • 『インサート・コイン(ズ)』(詠坂雄二 著)

    詠坂雄二氏『インサート・コイン(ズ)』を読了。 週末は大概ゲームをしている程度には ゲームが好きなのであらすじにあった 「往年の名作ゲームを題材に描く」の一文に惹かれ購入。 結論からいうと、 ゲームというより〈ゲーム史〉の規模で語られ コレジャナイ感に読んでいて何回か飽きました。 あれ、この感覚、私知っている...
  • 『ゴーストフォビア』(美輪和音 著)

    みなさんには恐怖症がおありでしょうか? 私は物心ついたときから、 どういうわけかとにかく“人工物”が怖い。 テーマパークにある、 建物の中をまわるアトラクションは苦手です。 人形はもちろん空間そのものがもうダメなんですよね。 視線恐怖症もオープンスペース恐怖症も要因かもしれない。 兄が脱出ゲーム好きで、 私も謎解きは好きな...
  • 『仮面病棟』(知念実希人 著)

    知念実希人氏『仮面病棟』を読了しました。 昨年は苦手なジャンルにも 積極的に挑戦するようになった年だったので、 今年はもっと読める領域を広げていこう!と、 既読の作家の他作品にも手を伸ばしてみました。 ピシッとした文体にゴリゴリの医療ミステリー。 こういうの海堂尊氏のバチスタシリーズ以来か? なつかしいな、あれ、読んだの...
  • 『わすれて、わすれて』(清水杜氏彦 著)

    みなさんは、 自分の一番古い記憶ってなんでしょう? 私は幼稚園の運動会で父にふっとばされたことですね。 タイヤ引きみたいな、 園児たちはそれぞれ縄のついた横倒しのタイヤに座って お父さんに縄を引っぱってもらってゴールへむかう競技。 私の父は開始と同時に勢いよく縄を引っぱったのですが、 力を入れすぎてタイヤが傾いて私は後方にすっとびました。 ...
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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。